ヨガはアンチエイジングに効果的
グルタチオンは我々の体内で機能している抗酸化作用を持つ物質で、20代をピークに加齢とともに減少していきます。還元型のグルタチオンは健康や美容の維持に有用であるとして、肝機能の改善・皮膚の色素沈着改善・パーキンソン病治療等に用いられています。特にアンチエイジング効果に注目した場合、その高い抗酸化作用・メラニン生成抑制作用から「最強の美白点滴」と呼ばれています。
Improvement of glutathione and total antioxidant status with yoga. J Altern Complement Med. 2007 Dec;13(10):1085-90. Sinha S, Singh SN, Monga YP, Ray US.
試験対象はインド海軍所属の健康な男性51名(25-35歳)で、無作為にヨガグループ(30人)と 比較対象グループ(21人)に分割されました。
試験期間は6ヵ月間で、朝1時間のプログラムを1週間に5回ずつ行いました。
ヨガグループでは、祈り、アサナ(ヨガのポーズ、40分)、呼吸法(5-10分)、瞑想(5分)を行い、 比較対象グループは、ルーチン的な肉体エクササイズを行いました。
評価方法は血液中の酸化型グルタチオン、還元型グルタチオン、グルタチオン還元酵素活性、 総抗酸化能に関して行われました。 その結果、ヨガグループでは還元型グルタチオン量の増加(1.4倍)と総抗酸化能の増加(1.5倍)という増加が観測されました。
著者はヨガを行う事により人体細胞において抗酸化物質の生産力が増加する可能性があると結論づけられています。
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