生命エネルギー200326

現代人が忘れてしまったこの概念は、古代の時代より世界各地で知られていました。
インドでは「プラーナ、prana」と呼ばれ、エジプトでは「カー、Ka」、中国では「チー、Qi」と呼ばれます。

生命エネルギーは生命が活動するための燃料です。自動車に例えればガソリン、スマホに例えればリチウムイオン電池に当たります。
当たり前に存在していて自分の一部として機能しているのに、私たちはこの生命エネルギーに関して深く考えようとしません。

人が活動するためには、生命エネルギーが必要になります。
生命エネルギーを一言で言うと、元気・勇気・やる気・根気などの漢字の「気」で表現されるエネルギーです。集中力・理解力・体力など能力は生命エネルギーと関連しています。

「今日は元気がある」、「気力が充実している」、「集中力があって何でも頭に入る」このような時は生命エネルギーが充実しています。

生命エネルギーを増やすと人間の能力が高まるので、この競争社会で有利になります。そう考えると生命エネルギーは現代人にとっても大切なものだと理解されます。

人は食事をして食べ物からエネルギーを得ています。物質レベルな話・化学式で表現できる話は現代科学で追及されています。人間が活動するためにはATPという物質が必要で、糖質脂質の分解で得られます。科学の教科書に記載されています。

一方で、食べ物には生命エネルギーが含まれています。
新鮮な野菜と加工された野菜では、含んでいる生命エネルギーが違っています(注;生野菜をたくさん取ればエネルギッシュになるわけではありません)。
よく観察して食事をすると、レトルト食品・冷凍食品と調理されたばかりの食品では違った印象を受けると思います。

私達が学校で学ぶ事は、現代の科学力によって説明出来た事のみです。現代の科学力では理解できない事・わからない事に関しては学校では触れません。
現代に育った人々は学校教育で習うことが全てと思い込む傾向にあり、それ以外は異端と思い込む傾向にあるようです。

生物の遺伝子情報を作り変え、iPS細胞を作り出すことに成功しても、現代の科学力では生命を作り上げる事は不可能です。ミジンコ1匹でも無理です。
そもそも、「生命とは何か?」「生命エネルギーとは何か?」に関しては科学分野では扱っていません。

生命エネルギーは物質ではありません。
生命エネルギーは観測・測定が出来ないので、自然科学には含まれません。 

しかし、生命エネルギーは私達には身近で重要なものです。
生命エネルギーが高まると、記憶力・思考力・集中力・スタミナ・身体能力といった人間としての能力も高まります。
生命エネルギーは私達の感覚として感じ取れます。生命エネルギーに満ちていると自信に満ち、肯定的なものの見方をします。生命エネルギーが少ないと、悲観的で否定的になり、不安や無気力に悩まされます。

生命エネルギーは、元気・勇気・やる気・根気などの漢字の「気」で表現されるエネルギーです。
現代科学では観測・測定が出来ないので、科学の分野では扱っていません。

特に、インドで生まれたヨガの哲学では以下のように定義されています。「プラーナ(生命エネルギー)とは酸素の中にあるが、酸素と呼ばれているものとは異なる」

ヨガ哲学では、プラーナは自然界で動植物が生きて行くのに不可欠なエネルギーであるとされています。そして、プラーナの密度が濃い場所や薄い場所があります。食べ物に関してもプラーナが多く含まれている食べ物とそうでない食べ物があります。

一方で、ヨガの伝統では、プラーナ同様の生命エネルギーが人間の体内に眠っており「クンダリーニエネルギー」と呼ばれています。それは第一チャクラの周辺に蛇のようにとぐろを巻いた形で眠っていると伝えられています。この力が目覚めると人は非常に大きな力を得ると伝えられています。
クンダリーニエネルギーの上昇は、2匹の蛇が交差しながら背骨に沿って上昇すると説明されます。

「クンダリーニエネルギー」はヨガ以外の文化でも伝えられてきました。
ギリシャ神話では「アスクレピオスの杖」という杖が描かれています。神話に登場する名医アスクレピオスの持っていた杖には蛇が巻きついています。この杖のイラストは医療・医術の象徴として世界中で広く用いられています。

このシンボルの意味するところはヨガと似ています。杖は人間の背骨を表しており、蛇は背骨を上昇する目覚めたクンダリーニエネルギ―を表しています。

また、日本の禅寺では天井に竜の絵が書かれている場合があります。これはクンダリーニエネルギーが目覚めて、背骨を通り頭頂に達して欲しいという願いが込められています。
エネルギーは背骨の下部で発生して背骨に沿って上がり、頭頂から抜けるので、天井に描かれています。

三日月ヨガでは、生命エネルギーと人間の活動について説明していきたいと思います。
私はこの関係を理解してから人間を簡単に理解できるようになりました。人間の活動の半分は以上は生命エネルギーを奪い合っているだけです。理不尽な問題でも、込み入った問題でも、 生命エネルギー的視点からは単純な問題に置き換わります。

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